安禪不必須山水
安禅は必ずしも山水を須いず
『碧巌録』第四十三則
安禪不必須山水、滅却心頭火自涼。
安禅は必ずしも山水を須いず、心頭を滅却すれば火も自ずから涼し。
- 元の句は杜荀鶴の「夏日、悟空上人の院に題す」である。字句に異同があり、「滅得心中火自涼」に作る。
- 安禅 … 坐禅の換語に用いる。
- 心頭 … こころ。頭は名詞接尾詞。
- 滅却 … ほろびつくす。なくなってしまう。却は完了の助詞。
- 『禅語字彙』には「坐禪は何處ででも出來る、靜かな山中には限るまい。雜沓にさへ捉はれねば、市中でも變わりはあるまい」とある。【安禪不必須山水滅却心頭火自涼】