不風流處也風流
風流ならざる処也風流
『五灯会元』他
〔五灯会元、巻十二、慶善普能禅師〕
上堂、拈拄杖曰、未入山僧手中、萬法宛然。既入山僧手中、復有何事。良久曰、有意氣時添意氣、不風流處也風流。卓拄杖一下。
上堂、拄杖を拈じて曰く、「未だ山僧が手中に入らざるに、万法宛然たり。既に山僧が手中に入って、復た何の事か有る」。良久して曰く、「意気有る時、意気を添う、風流ならざる処也風流」。拄杖を卓すること一下す。
- 『禅語字彙』には「不風流のやうだが、その不風流な處に、得も云はれぬ味ひがある」とある。【不風流處也風流】