斧頭元是鐵
斧頭元是れ鉄
『大灯国師語録』、『大覚禅師語録』他
〔大灯国師語録、巻中、洛陽龍宝山大徳禅寺語録〕
佛生日上堂。僧問。釋迦老子今日初下閻浮。四衆臨莚願聞法要。師云。斧頭元是鐵。
仏生日上堂、僧問う、「釈迦老子、今日初めて閻浮に下る。四衆莚に臨む。願わくは法要を聞かん」。師云く、「斧頭元是れ鉄」。
- 閻浮 … 「閻浮提」の略。「閻浮提」は須弥山の南にあるという国土の名。古代にはインドをさした。のちに転じて、人間世界。
- 四衆 … 仏教教団を構成する人。比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷。
- 『禅語字彙』には「斧頭は色相、鐵は性體。性相一體の旨を領得すれば本分に契合する意。また禪に透徹すれば、在りの儘で本分に契合するをいふ」とある。【斧頭元是鐵】
- 『句雙葛藤鈔』には「ヨク透徹スレバ本トノ侭ダゾ言ハ其ノ侭本位ナリ」とある。【斧頭元是鐵】