桃花依舊笑春風
桃花旧に依って春風に笑む
崔護「都城の南荘に題す」(題都城南莊)
去年今日此門中 去年の今日 此の門の中
人面桃花相映紅 人面 桃花 相映じて紅なり
人面不知何處在 人面は知らず 何処にか在るを
桃花依舊笑春風 桃花 旧に依って春風に笑む
- 題都城南莊 … 『全唐詩』巻368収録。なお、この故事については『太平広記』巻274に見える。
- 人面 … 人の顔。
- 不知 … 『全唐詩』には「一作祗今」との注がある。
- 何處在 … 『太平広記』『禅林句集』では「何處去」に作る。
- 依舊 … 以前と変わらず。
- 『禅語字彙』には「年々歳々、花相似たり、年々歳々、人相同じからず。油斷をすれば人に笑はるゝぞ」とある。【人面不知何處去桃花依舊笑春風】