坐看雲起時
坐しては看る雲の起こる時
王維「終南別業」(三体詩)
行到水窮處。坐看雲起時。
行いては到る水の窮まる処、坐しては看る雲の起こる時。
- 『禅語字彙』には「安閑無事にして、水と共に行き雲と共に去る無心の境界をいふ。然れども上句を動底、下句を靜底として看る時は、般若の動用を上句で云ひ、禪定の極底を下句にて拈評することあり。祖録では種々の意味に此句を用ひ居れり。三體詩に見ゆる王維の詩句なり」とある。【行到水窮處坐看雲起時】
- 『句雙葛藤鈔』には「安閑無事無心底ノ作用也」とある。【行到水窮処坐看雲起時】