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逢縁即宗

逢緣即宗

縁（えん）に逢（お）うて宗（しゅう）に即（そく）す

『石霜楚円禅師語録』
〔興化禅院語録〕
云、法無定相、遇緣即宗。
云（いわ）く、法（ほう）に定（じょう）相（そう）無（な）く、縁（えん）に遇（お）うて宗（しゅう）に即（そく）す。
  • 法 … 仏法。
  • 定相 … 『新版 禅学大辞典』には、「一定した相。定まった姿。宇宙の万象はことごとく因縁（いんねん）仮（け）和（わ）合（ごう）のもので自性がないから、定相がないとされる。それゆえ宇宙の真相は非定相といわれる」とある。
  • 宗 … 根本の法。
  • 遇縁即宗 … 仏縁に遇えば、大切な教えとして重んじること。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「どのような場合にも主體性を保ち、如何なる者に對しても正しく佛法を擧揚する」とある。【隨處作主遇縁即宗】
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