【か】
-
海月澄無影 (海月澄んで影無し)
-
夏雲多奇峰 (夏雲奇峰多し)
-
鑊湯無冷処 (鑊湯に冷処無し)
-
廓然無聖 (廓然無聖)
-
笠重呉天雪 (笠は重し呉天の雪)
-
花枝自短長 (花枝自ずから短長)
-
風暖鳥声砕 (風暖かにして鳥声砕く)
-
無風絮自飛 (風無くして絮自ずから飛ぶ)
-
吟風一様松 (風に吟ず一様の松)
-
和風搭在玉欄干 (風に和して搭在す玉欄干)
-
風吹不動天辺月 (風吹けども動ぜず天辺の月)
-
語尽山雲海月情 (語り尽くす山雲海月の情) → 山雲海月情
-
喝 (喝)
-
花薬欄 (花薬欄)
-
荷葉団団団似鏡 (荷葉団団として団かなること鏡に似たり)
-
寒雲抱幽石 (寒雲幽石を抱く)
-
端居寰海定龍蛇 (寰海に端居して龍蛇を定む)
-
看脚下 (看脚下)
-
巌谷栽松 (巌谷に松を栽う)
-
閑古錐 (閑古錐)
-
閑坐聴松風 (閑坐して松風を聴く)
-
寒時寒殺闍梨 (寒時は闍梨を寒殺す)
-
寒松一色千年別 (寒松一色千年別なり)
-
澗水湛如藍 (澗水湛えて藍の如し)
-
檻前山深水寒 (檻前山深くして水寒し)
-
寒尽不知年 (寒尽くれども年を知らず)
-
寒流石上一株松 (寒流石上一株の松)
-
眼横鼻直 (眼横鼻直)
-
閑眠高臥対青山 (閑眠高臥青山に対す)
【き】
-
帰家穏坐 (帰家穏坐)
-
菊残猶有傲霜枝 (菊残われて猶お霜に傲るの枝有り)
-
采菊東籬下 (菊を采る東籬の下)
-
岸懸花倒生 (岸に懸かって花倒に生ず)
-
奪飢人之食 (飢人の食を奪う)
-
喫茶去 (喫茶去)
-
為君葉葉起清風 (君が為に葉葉清風を起す) → 葉葉起清風
-
看脚下 (脚下を看よ) → 看脚下 (看脚下)
-
教外別伝 不立文字 (教外別伝 不立文字)
-
曲終人不見 (曲終わりて人見えず)
-
漁夫風流玉一簑 (漁夫の風流玉一簑)
-
金烏急玉兎速 (金烏急に玉兎速やかなり)
-
金風吹玉管 (金風玉管を吹く)
-
金毛獅子変成狗 (金毛の獅子変じて狗と成る)
-
銀椀裏盛雪 (銀椀裏に雪を盛る)
【く】
-
修空華万行 (空華万行を修す)
-
空山啼野猿 (空山夜猿啼く)
-
空手還郷 (空手還郷)
-
九月西風驚落葉 (九月西風落葉を驚かす)
-
雲出洞中明 (雲出でて洞中明らかなり)
-
雲収山岳青 (雲収まりて山岳青し)
-
雲消山岳露 (雲消えて山岳露る)
-
無雲生嶺上 (雲の嶺上に生ずる無し)
-
雲在青天水在瓶 (雲は青天に在って水は瓶に在り)
-
雲在嶺頭閑不徹 (雲は嶺頭に在って閑不徹)
-
雲深不知処 (雲深くして処を知らず)
-
雲無心出岫 (雲無心にして岫を出ず) → 雲無心以出岫
-
雲無心而出岫 (雲無心にして岫を出ず)
-
雲無心以出岫 (雲無心にして以て岫を出ず)
-
停車坐愛楓林晩 (車を停めて坐に愛す楓林の晩)
-
薫風自南来 (薫風自南来)
【け】
-
慶雲生五彩 (慶雲五彩を生ず)
-
軽燕受風斜 (軽燕風を受けて斜めなり)
-
桂花露香 (桂花は露も香し)
-
渓山雖異雲月是同 (渓山異なると雖も雲月是れ同じ)
-
渓声便是広長舌 (渓声便ち是れ広長舌)
-
鶏声茅店月 (鶏声茅店の月)
-
渓辺掃葉夕陽僧 (渓辺に葉を掃く夕陽の僧)
-
渓林葉堕塞雁声寒 (渓林葉堕ち塞雁声寒まじ)
-
桂輪孤朗碧天濶 (桂輪孤り朗らかに碧天濶し)
-
結果自然成 (結果自然に成る)
-
月色波光全体妙 (月色波光全体妙なり)
-
乾坤只一人 (乾坤只一人)
-
見性成仏 (見性成仏) → 直指人心見性成仏
-
玄之又玄衆妙之門 (玄の又た玄衆妙の門)
【こ】
-
光陰可惜 時不待人 (光陰惜しむ可し 時人を待たず)
-
行雲流水 (行雲流水)
-
江月照松風吹 (江月照らして松風吹く)
-
江国春風吹不起 (江国の春風吹き起たず)
-
黄沙百戦穿金甲 (黄沙百戦金甲を穿つ)
-
江上数峰青 (江上数峰青し)
-
截断紅塵水一渓 (紅塵を截断す水一渓)
-
好雪片片不落別処 (好雪片片別処に落ちず)
-
曠然自適 (曠然として自適す)
-
駆耕夫之牛 (耕夫の牛を駆る)
-
江碧鳥逾白 (江碧にして鳥逾白し)
-
紅炉一点雪 (紅炉一点の雪)
-
孤舟蓑笠翁 (孤舟蓑笠の翁)
-
古松談般若 (古松般若を談ず)
-
古人刻苦光明必盛大也 (古人刻苦光明必ず盛大なり)
-
壺中日月長 (壺中日月長し)
-
兀然無事坐 (兀然として無事に坐す)
-
事難方見丈夫心 (事難くして方に見る丈夫の心)
-
此夜一輪満 (此の夜一輪満てり)
-
湖辺一笑新 (湖辺一笑新たなり)
-
古木鳴寒鳥 (古木寒鳥鳴く)
-
枯木再生花 (枯木再び花を生ず)
-
枯木裏龍吟 (枯木裏の龍吟)
-
枯木龍吟 (枯木龍吟) → 枯木裏龍吟