花簇簇錦簇簇
花簇簇錦簇簇
『碧巌録』第十二則
花簇簇錦簇簇、南地竹兮北地木。因思、長慶陸大夫、解道、合笑不合哭。咦。
花簇簇、錦簇簇、南地の竹、北地の木。因って思う、長慶、陸大夫、道うを解くす、笑う合し哭す合らず、と。咦。
- 南地 … 南の地方。
- 北地 … 北の地方。
- 咦 … 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「人を叱ったり、注意を促すときに発する大声。また笑うさま」とある。
- 『新版 禅学大辞典』には、「簇簇は群がるさま。美しい花が競い咲き乱れているさま。万法の森然として垢染のないさまにたとえる」とある。【花簇簇錦簇簇】
- 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「咲きこぼれるひとむらの花が、錦織りなすように美しい。目もあやな華麗さの形容」とある。【花簇簇、錦簇簇】
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「簇簇はむらがる形容。言い様のない美しさ見事さ。天眞の妙そこにあり」とある。【花簇簇錦簇簇】
- 『禅語字彙』には、「簇々は、群生の義、錦は花の艶彩の形容。風景の、賑はしく見事なるをいふ」とある。【花簇簇錦簇簇】
こちらの禅語もオススメ!
関連リンク
五十音順
あ行 | か行 | さ行 |
た行 | な行 | は行 |
ま行 | や行 | ら行・わ |
月別
一月 | 二月 | 三月 |
四月 | 五月 | 六月 |
七月 | 八月 | 九月 |
十月 | 十一月 | 十二月 |
慶事 |