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衝開碧落松千尺

衝開碧落松千尺

碧落へきらくしょうかいまつせんじゃく

『嘉泰普灯録』、『だいろく』他
衝開碧落松千尺、截斷紅塵水一溪。
碧落へきらくしょうかいまつせんじゃく紅塵こうじん截断せつだんみず一渓いっけい
  • 碧落 … 青空・大空。
  • 紅塵 … 世間のわずらわしさ。
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「蒼天にそびえ立つ千尺の松、紅塵に蔽われた俗界をつらぬく一筋の渓水。超絶の風景」とある。【衝開碧落松千尺、截断紅塵水一渓】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「老松は青空を衝き、溪水は俗塵を隔つ。山中閑居の様子。又きわ立った道人の孤高さ」とある。【衝開碧落松千尺截斷紅塵水一溪】
  • 『禅語字彙』には、「老松は青空を衝き、溪水は俗塵を絶す。山中の閑居をいふ」とある。【衝開碧落松千尺截斷紅塵水一溪】
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