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縦觀寫出飛禽跡

縱觀寫出飛禽跡

ほしいままうつきんあと

『碧巌録』第六則
徐行踏斷流水聲、縱觀寫出飛禽跡
おもむろきて踏断とうだんりゅうすいこえほしいままうつきんあと
  • 徐 … ゆっくり。そろそろと。
  • 縦 … 思うまま。
  • 飛禽 … 飛ぶ鳥。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「流水の聲を止め、飛禽の跡を寫し出す。水になり切り鳥になり切る妙悟の眞境」とある。【徐行踏斷流水聲縱觀寫出飛禽跡】
  • 『禅語字彙』には、「流水の聲を止め、飛鳥の跡を寫し出す。自己を忘じて、水となり鳥になり切りさへすれば、こんな事は朝飯前のお茶の子じや」とある。【徐行蹈斷流水聲縱觀寫出飛禽跡】
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