一絲獨釣寒江雨
一糸独り釣る寒江の雨
『五灯会元』他
〔五灯会元、巻十八、育王普崇禅師〕
阿呵呵、悟不悟。令人轉憶謝三郎、一絲獨釣寒江雨。
阿呵呵、悟不悟。令人轉憶謝三郎、一絲獨釣寒江雨。
阿呵呵、悟と不悟と。人をして転た謝三郎を憶わしむ、一糸独り釣る寒江の雨。
- この句は柳宗元「江雪」の「獨釣寒江雪」に拠る。(『唐詩三百首』所収)
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「渺渺たる寒江の雪に、孤舟を浮べて釣する老翁。寂寂たる一境」とある。【孤舟簑笠翁獨釣寒江雪】
- 『禅語字彙』には、「寒江獨釣の客を見ると、昔の玄沙和尚も、かくやと思はしめる。玄沙の俗姓は謝氏にて、漁夫たりし故にいふ」とある。【令人轉憶謝三郎一絲獨釣寒江雨】
こちらの禅語もオススメ!
関連リンク
五十音順
あ行 | か行 | さ行 |
た行 | な行 | は行 |
ま行 | や行 | ら行・わ |
月別
一月 | 二月 | 三月 |
四月 | 五月 | 六月 |
七月 | 八月 | 九月 |
十月 | 十一月 | 十二月 |
慶事 |