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奪飢人之食

奪飢人之食

じんじきうば

『碧巌録』第三則
須是有驅耕夫之牛、奪飢人之食底手脚、方見馬大師爲人處。
すべからくこううしり、じんじきうばていしゅきゃくって、まさだいにんところるべし。
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「農夫の牛を追いはらい、飢人の食物を奪い去る。人情を断ち切った冷徹な導きかた」とある。【駆耕夫牛、奪飢人食】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「一番大切な最後のものをも奪い取る。師家の激しい手段」とある。【驅耕夫牛奪飢人食】
  • 『禅語字彙』には、「學人の後生大事に保持する、固執陋見を奪取する意にて、師家辛辣なる爲人の手段をいふ」とある。【驅耕夫牛奪飢人食】
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