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昨夜一聲雁

昨夜一聲雁

昨夜さくや一声いっせいかり

『古尊宿語録』、『五灯全書』
昨夜一聲鴈。清風萬里秋。
昨夜さくや一声いっせいかり清風せいふう万里ばんりあき
  • 清風萬里秋 … 出典では「西風萬里秋」に作る。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「一聲の雁、天下の清秋を報ずる。現成の妙景」とある。【昨夜一聲鴈清風萬里秋】
  • 『禅語字彙』には、「一聲の鴈に秋の來るを知る」とある。【昨夜一聲鴈清風千里秋】
  • 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「昨夜、月明の空を北から南へ数こうの雁が鳴きながら渡っていった。もう雁の渡ってくる頃になったのかと、しみじみ聞きながら、いつか寝入ってしまったが、今朝起きてみると、すがすがしい風が吹きわたって、見わたす限り秋の気配が充ち満ちている。(中略)悟りが開けてみると、これまで立ちこめていた一切のもやもやがきれいに消散し、清風万里の秋にも比すべき、なんとも爽やかですがすがしい境涯が開けた」とある。【昨夜一声雁 清風万里秋】
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