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清寥寥

清寥寥

せい寥寥りょうりょう

『碧巌録』第三十四則
似這般清寥寥白的的、不受人處分、直是把得定、如生鐵鑄就相似。
這般しゃはんせい寥寥りょうりょうはく的的てきてきたらば、ひと処分しょぶんけず、じきとくじょうして、生鉄さんてつ鋳就いなすがごとくにあいん。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「すこぶる清浄潔白の意。寥寥・的的は清・白の意味を強めた形容語。寥寥は何ものも隠さない明るいさま。的的は何ものも留めない空寂の意」とある。【清寥寥白的的】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「人品の澄明潔白なさま」とある。【清寥寥、白的的】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「ねり上げた悟りの絶對的境地の形容」とある。【清寥寥白的的】
  • 『禅語字彙』には、「寥々は寂靜。的々は明亮の義。向上一色、無心の境界をいふ」とある。【清寥寥白的的】
  • 沖本克己/竹貫元勝著『これで大丈夫禅語百科』には、「人品の清廉潔白なこと。出典は『碧巌録』。『青』字は元『清』に作るが意味は変わらない。寥々は厳しく静かなさまをいい、的々は明白な様をいう」とある。【青寥々白的々】
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