扶過斷橋水
扶けては断橋の水を過ぐ
『無門関』第四十四則
無門曰、扶過斷橋水、伴歸無月村。若喚作拄杖、入地獄如箭。
無門曰く、「扶けては断橋の水を過ぎ、伴っては無月の村に帰る。若し喚んで拄杖と作さば、地獄に入ること箭の如くならん」。
- 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「手に杖ついて橋のこわれた川をわたり、連れとして月明りもない暗い村へ帰る。拄杖(しばしば法身に喩えられる)の徳をいう」とある。【扶過断橋水、伴帰無月村】
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「杖の徳を頌すもの。無心自在の境界」とある。【扶過斷橋水伴歸無月村】
- 『禅語字彙』には、「斷橋の水は橋のなき川、無月の村はくら暗みの村。拄杖の徳を頌する語なり」とある。【扶過斷橋水伴歸無月村】
こちらの禅語もオススメ!
関連リンク
五十音順
あ行 | か行 | さ行 |
た行 | な行 | は行 |
ま行 | や行 | ら行・わ |
月別
一月 | 二月 | 三月 |
四月 | 五月 | 六月 |
七月 | 八月 | 九月 |
十月 | 十一月 | 十二月 |
慶事 |