
飢來喫飯寒到添衣
飢来たれば飯を喫し、寒到れば衣を添う
『白雲守端禅師広録』
飢來要喫飯、寒到即添衣。困時伸脚睡、熱處要風吹。
飢来たれば飯を喫せんことを要し、寒到れば即ち衣を添う。困ずる時は脚を伸べて睡り、熱処には風の吹かんことを要す。
- 『臨済録』では「飢來喫飯、睡來合眼」に作る。『禅関策進』では「饑來吃飯、困來打眠」に作る。
- 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「腹が減ったらめしを食い、疲れたら眠る。自在な自受用三昧」とある。【飢来喫飯困来眠】
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「至人任運自在の妙境界。安樂至極、心にかかる何物もなし。無心のすぐれたはたらき」とある。【飢來喫飯困來眠】【飢來喫飯冷添衣】
- 『禅語字彙』には、「此の外に佛法無し」とある。【飢來喫飯因來眠】【飢來喫飯冷添衣】
- 『句雙葛藤鈔』には「絶學無爲ノ閑道人ハ造作ガナイゾ作用二道也」とある。【飢來喫飯困來打眠】
こちらの禅語もオススメ!
五十音順
あ行 | か行 | さ行 |
た行 | な行 | は行 |
ま行 | や行 | ら行・わ |
月別
一月 | 二月 | 三月 |
四月 | 五月 | 六月 |
七月 | 八月 | 九月 |
十月 | 十一月 | 十二月 |
慶事 |