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萬里無片雲

萬里無片雲

万里ばんり片雲へんうん

『景徳伝灯録』、『えんろく』他
〔景徳伝灯録、巻十二〕
萬里無片雲時如何。師曰。青天亦須喫棒。
う、「万里ばんり片雲へんうんとき如何いかん」。いわく、「青天せいてんすべからくぼうきっすべし」。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「白日晴天。大悟の心境」とある。【萬里無片雲】
  • 『禅語字彙』には、「空界無一物の樣子をいふ。相對差別の相を滅し平等一如の境に喩ふ」とある。【萬里無片雲】
  • 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……『万里』とは『万里の天』ともいい、私たちの心の比喩であり、『片雲』とは一片の浮雲のことで、心中に湧き起こってくる雑念妄想のことである。坐禅に大いに骨折った結果、今までモクモクと雲のように湧き起こっていた雑念妄想が次第に湧き起こらなくなり、さらに猛烈に坐禅し修行したおかげで、ついに微細な念慮いわゆるちゅうしんも影を没して心が澄みきり、心のすみずみまで正念正想で満たされるようになった状態を、日本晴れの空にたとえたのが、この『万里 片雲無し』という一句なのである」とある。【万里無片雲】
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