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萬里一條鐵

萬里一條鐵

ばんいちじょうてつ

だいろく』、『とうげん』他
〔五灯会元、巻十三、石門献蘊禅師〕
般若寺遭焚。有人問曰、既是般若、爲甚麼被火燒。師曰、萬里一條鐵
般若はんにゃかるるにう。ひとってうていわく、「すで般若はんにゃなるに、甚麼なんてかかる」。いわく、「ばんいちじょうてつ」。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「万里の間、万里の鉄をもって貫くこと。一法究尽と同じ。純一無雑なこと」とある。【萬里一條鐵】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「一切平等の堅固な世界」とある。【万里一条鉄】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「平等一相。天地只一枚の境地」とある。【萬里一條鐵】
  • 『禅語字彙』には、「即今のブツ通ふし、何時も變らぬ菩提心をいふ。また萬里は差別、一條鐵は即平等の意」とある。【萬里一條鐵】
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