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大死底人

大死底人

だいていひと

『碧巌録』第四十一則
擧、趙州問投子、大死底人、却活時如何。投子云、不許夜行。投明須到。
す、趙州じょうしゅうとうう、「だいていひとかえってかっするとき如何いかん」。とういわく、「こうゆるさず。めいとうじてすべからくいたるべし」。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「死にきった人。万死に一生を得た人。一切の見聞覚知・情識分別を離れ、世出世・順逆を見ない大悟人をいう」とある。【大死底人】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「死に切った人」とある。【大死底人】
  • 『禅語字彙』には、「全く自己を忘じて、一切殘り物のない大悟底の人をいふ。また、大悟者にして未だ敎化の機を發せざる者を、死在底の漢といふことあり。畢竟大死は消極の絶點を云ひ、その絶點即ち大活の現成なる意を寓せる也」とある。【大死底人】
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