獨坐鎭寰宇
独坐して寰宇を鎮む
『続灯録』巻四、琅邪慧覚禅師章
僧曰、如何是主中主。師云、獨坐鎮寰宇。
僧曰く、「如何なるか是れ主中の主」。師云く、「独坐して寰宇を鎮む」。
- 『禅林句集』では出典を『人天眼目』(1188年成立)とするが、『建中靖国続灯録』(1101年成立)の方が古い。
- 鎮 … 鎮定。「鎮す」とも訓読する。
- 寰宇 … 天下。世界。
- 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「並ぶ者なき絶対者として世界に君臨する」とある。【独坐鎮寰宇】
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「居ながらにして天下を治める。寰宇は天子直轄の領地、轉じて天下又は世界のこと」とある。【獨坐鎭寰宇】
- 『禅語字彙』には、「寰宇は世界。唯我獨尊、絶對主觀の境地をいふ」とある。【獨坐鎭寰宇】
こちらの禅語もオススメ!
関連リンク
- 禅林句集(国立国会図書館デジタルコレクション)
五十音順
あ行 | か行 | さ行 |
た行 | な行 | は行 |
ま行 | や行 | ら行・わ |
月別
一月 | 二月 | 三月 |
四月 | 五月 | 六月 |
七月 | 八月 | 九月 |
十月 | 十一月 | 十二月 |
慶事 |