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漁夫風流玉一簑

漁夫風流玉一簑

漁（ぎょ）夫（ふ）の風（ふう）流（りゅう）玉（ぎょく）一（いっ）簑（さ）

『石屋清洪禅師語録』、『槐安国語』
山家富貴銀千樹、漁夫風流玉一簑。
山（さん）家（か）の富（ふう）貴（き）銀千樹（ぎんせんじゅ）、漁（ぎょ）夫（ふ）の風（ふう）流（りゅう）玉（ぎょく）一（いっ）簑（さ）。
  • 山家 … 山の中にある家。
  • 銀千樹 … 山中の木々が雪をかぶって銀世界となっている様子。
  • 一簑 … 一着の簑（みの）。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「雪景色を詠じた詩。この現成そのまま悟りの妙趣。この天然の風流は何物にも喩え難い」とある。【山家富貴銀千樹漁夫風流玉一簑】
  • 『禅語字彙』には、「雪景の詠なり。此風流は千萬金と雖も購ひ得ず」とある。【山家富貴銀千樹漁夫風流玉一簑】
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