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白雲自去來

白雲自去來

白雲(はくうん)自(おの)ずから去来(きょらい)

『五(ご)灯(とう)会(え)元(げん)』巻四
〔五灯会元、巻四、霊雲志勤禅師〕
僧問、如何得出離生老病死。師曰、青山元不動、浮雲任去來。
僧(そう)問(と)う、「如何(いかん)が生(しょう)老(ろう)病(びょう)死(し)を出(しゅつ)離(り)することを得(え)ん」。師(し)曰(いわ)く、「青山(せいざん)元(もと)動(どう)ぜず、浮(ふ)雲(うん)の去来(きょらい)するに任(まか)す」。
  • 浮雲任去來 … 『禅林句集』の「白雲自去来」はこの句の変化したもの。
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「青山はもとから動かないが、白雲は白雲で行ったり来たりする」とある。【青山元不動、白雲自去来】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「自然の妙景。不動の本性を忘れ、徒らに煩惱の雲に迷う」とある。【青山元不動白雲自去來】
  • 『禅語字彙』には、「本來安定不動なる本分底あるに、衆生は自分勝手に凡聖迷悟なぞと、邪魔な雲を起こして居るのだ」とある。【青山元不動白雲自去來】
  • 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……本当にできた人物というものは、外的条件がどのように変わろうとも、あたかも富士山のように泰然として、少しも真実の自己を動ずることなく、順境もとよりよし、逆境また可なりと達観して、いささかも志操を変えることがない。いや、それだけではなく、真の大人物というものは、富士山が去来する雲によってかえって趣きを増すように、逆境や難関に遭遇すると、いよいよその真価を発揮するものである」とある。【青山元不動 白雲自去来】
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