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一拳拳倒黄鶴樓

一拳拳倒黄鶴樓

一拳いっけん拳倒けんとう黄鶴楼こうかくろう

とうげん』他
〔五灯会元、巻十八、雪峰慧空禅師〕
上堂、一拳拳倒黄鶴樓、一趯趯翻鸚鵡洲。有意氣時添意氣、不風流處也風流。
じょうどう一拳いっけん拳倒けんとう黄鶴楼こうかくろう一趯いってき趯翻てきほんおうしゅう意気いきとき意気いきう、ふうりゅうならざるところまたふうりゅう
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「黄鶴楼も鸚鵡洲も天下に名だたる名勝で、多くの詩人が訪れた歌どころ。その両方を一発でぶっこわして消してしまうということ。価値あるもの・聖なるものを払拭し去ることの喩え」とある。【一拳拳倒黄鶴楼、一趯趯翻鸚鵡洲】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「悟りの上の力用は天地も翻倒する。黄鶴樓、鸚鵡洲は共に武漢にある名勝のこと」とある。【一拳拳倒黄鶴樓一趯趯翻鸚鵡洲】
  • 『禅語字彙』には、「平等に一切を掃盡するの意。趯は、おどる義。黄鶴樓・鸚鵡洲は共に武漢の名勝なり」とある。【一拳拳倒黄鶴樓一趯趯翻鸚鵡洲】
  • 『句雙葛藤鈔』には「冨貴繁花ナ地ヲモ拳倒シ踢翻シタ見事ゾ」とある。【一拳々倒黄鶴樓一踢踢翻鸚鵡洲】
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