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石壓笋斜出

石壓笋斜出

いしあっしてじゅんななめに

どうろく』、『嘉泰普灯録』他
石壓笋斜出、岸懸花倒生。
いしあっしてじゅんななめにで、きしかってはなさかしましょうず。
  • 笋 … 筍の異体字。たけのこ。たかんな。
  • 岸懸 … 懸崖。切りたったがけ。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「笋は竹の子。石が上から圧しつけると、竹の子は斜めに出ること。逼迫した問を軽くかわすこと」とある。【石壓笋斜出】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「石に圧さえつけられて竹の子は斜めに生え、切り立った岸からは花はさかさまに咲く」とある。【石圧笋斜出、岸懸花倒生】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「笋は斜に花は懸崖に見事だ。現實そのままが悟りの妙景」とある。【石壓笋斜出崖懸花倒生】
  • 『禅語字彙』には、「石に壓された竹の子も、出ずには居らぬ、懸崖の菊にも、時節が來れば花が咲く」とある。【石壓笋斜出崖懸花倒生】
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