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喝

かつ

『臨済録』上堂
僧問、如何是佛法大意。師便。僧禮拜。
そうう、如何いかなるか仏法ぶっぽうたい便すなわかつす。そう礼拝らいはいす。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「大きなこえで言うこと。禅宗では種々の意味をもつ。(1)叱りつける。大喝一声。(2)唱えること。(3)師家が学人を導く手段」とある。【喝】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「大声でどなること。『カーッ』と発声することではない」とある。【喝】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「言葉では表現し難い悟りの境地を提示する禪的作用はたらきとしての激しい叫び。又學人を教導する激しい叱咤の叫び。一切を喝破する聲」とある。【喝】
  • 『禅語字彙』には、「叱咤の聲。禪門にて唱ふる喝は、理盡き情亡じて眞機を露呈するところの玄旨あり、臨濟四喝の如く種々の玄機を含む、參じて知るべし。……」とある。【喝】
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