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獅子吼

獅子吼

獅子吼ししく

『維摩経』
演法無畏猶獅子吼、其所講説乃如雷震。
ほうべておそきこと獅子吼ししくのごとく、講説こうせつするところすなわらいふるうがごとし。
  • 獅子吼 … 出典では「子吼」に作る。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「佛の説法のこと。佛の無畏の説法を百獣の王の獅子が咆吼する無畏音にたとえたもの。獅子が一吼すれば、百獣ことごとくしょうふくするが如く、佛の説法はよく一切の外道の異見をさいするからいう」とある。【師(獅)子吼】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「佛陀の説法及び祖師の言説をいう。獅子一吼すれば百獸腦裂する如く、佛祖の説法はよく一切の邪法を打破する」とある。【獅子吼】
  • 『禅語字彙』には、「佛陀の説法をいふ。獅子一吼すれば百獸腦裂すといふ如く、佛陀の説法は、能く一切の邪法を打破する意。轉じて雄辯なる説法をいふ」とある。【獅子吼】
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