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薫風自南來

薫風自南來

薫風くんぷう南来なんらい

『全唐詩』巻四
〔文宗皇帝、夏日聯句〕
人皆苦炎熱、我愛夏日長。(帝)
薫風自南來、殿閣生微涼。(柳公権)
ひと炎熱えんねつくるしむも、われ夏日かじつながきをあいす。(帝)
薫風くんぷうみなみよりきたり、殿閣でんかく微涼びりょうしょうず。(柳公権)
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「『薫風』は初夏に東南の方角から吹くさわやかな風。暑中の宮殿に人知れずすずやかさをもたらす」とある。【薫風自南来、殿閣生微涼】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「無心の妙境界。眞向かくの如く句のまゝに受用すべし」とある。【薫風自南來殿閣生微涼】
  • 『禅語字彙』には、「此句理屈なしに只如是に見るべし」とある。【薫風自南來殿閣生微涼】
  • 『句雙葛藤鈔』には「イカニモスゞマシイ境界ヲ云也」とある。【薫風自南來殿閣生微涼】
  • 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……是非・善悪・利害・得失などの相対的な念慮や、何やかやの迷いはもとより、窮屈な規範も有難そうな悟りも忘れはてたサラリサッパリした涼しい境涯と、その境涯から少しもりきむことなく、当り前のことを無理なくスラリッと当り前に行ずることと解しておいて、大過ないであろう」とある。【薫風自南来】
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