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明月上孤峰

明月上孤峰

明月めいげつほうのぼ

『景徳伝灯録』巻十七
僧問、如何是不遷義。師曰、落華隨流水、明月上孤岑
そうう、「如何いかなるかせん」。いわく、「らっりゅうすいしたがい、明月めいげつしんのぼる」。
  • 出典では「峰」を「岑」に作るが、同義。
  • 不遷義 … 変わらないもの。
  • 落花 … 散った花びら。
  • 孤峰 … 一つだけそびえる山。
  • 沖本克己/竹貫元勝著『これで大丈夫禅語百科』には、「ぽつねんとそびえる峰に明月が上っている。明月皓々こうこうとして寂寥たる光景。(中略)うつろう自然の情景の中に永遠のすがたを見る立場」とある。【明月上孤峰】
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