
猛虎當路坐
猛虎路に当りて坐す
『虚堂録』、『五灯会元』他
〔五灯会元、巻十七、宝峰克文禅師〕
龍垂語云、鐘樓上念讚、牀脚下種菜。有人下得語契、便往住持。勝上座云、猛虎當路坐。龍遂令去住黄檗。
龍垂語云、鐘樓上念讚、牀脚下種菜。有人下得語契、便往住持。勝上座云、猛虎當路坐。龍遂令去住黄檗。
龍、垂語して云く、鐘楼上に念讃し、牀脚下に菜を種う。人有って語を下し得て契わば、便ち往かしめて住持せしめん、と。勝上座云く、猛虎路に当りて坐す、と。龍、遂に去って黄檗に住せしむ。
- 『新版 禅学大辞典』には、「うっかり傍を通れない。佛祖も寄りつくことのできない大力量人をいう」とある。【猛虎當路坐】
- 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「猛虎が行くてに立ちふさがる。進めば生命を失う、退けば本分が果たせない、じっとしていれば朽ちはてる。進退谷まったところ」とある。【猛虎当路坐】
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「ウツカリは通れない。如何なる人も寄りつくことはできぬ」とある。【猛虎當路坐】
- 『禅語字彙』には、「佛祖も寄り付くことの出來ぬ意。沒量の大人格をいふ」とある。【猛虎當路坐】
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