>   五十音順   >   ま行   >   無一物中無尽蔵
無一物中無盡藏

無一物中無盡藏

一物いちもつちゅう尽蔵じんぞう

蘇東坡
無一物中無盡藏
一物いちもつちゅう尽蔵じんぞう
有花有月有樓臺
はなつき楼台ろうだい
  • この句の作者は一般に蘇東坡といわれているが、詳細は未詳。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「……無一物の空を会得した境地において万物が真のすがたを示す、正偏回互、平等即差別の意をいったもの」とある。【無一物中無盡藏】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「一度自己を盡して宇宙の眞源に徹してみよ、何物か自己ならざる。見るもの聞くもの皆光明」とある。【無一物中無盡藏有花有月有樓臺】
  • 『禅語字彙』には、「自己無き時は宇宙は全自己じや、無盡藏じや、月も花も皆自己じや」とある。【無一物中無盡藏有花有月有樓臺】
五十音順
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
月別
一月 二月 三月
四月 五月 六月
七月 八月 九月
十月 十一月 十二月
慶事