>   五十音順   >   な行   >   日面仏月面仏
日面佛月面佛

日面佛月面佛

日面仏にちめんぶつ月面仏がちめんぶつ

『碧巌録』第三則
擧、馬大師不安。院主問、和尚、近日尊候如何。大師云、日面佛月面佛
す、だいあん院主いんじゅう、しょう近日きんじつ尊候そんこう如何いかんだいいわく、日面仏にちめんぶつ月面仏がちめんぶつ
  • 『新版 禅学大辞典』には、「(1)日面佛は一八〇〇歳の長寿を保つとされる佛、月面佛は一日一夜の長寿を保つとされる佛の名。日・夜の縁語。(2)馬祖道一がこの語に寄せて、寿命の長短・生滅去来の相を絶した本具佛性に契当すべきことを指示したもの」とある。【日面佛月面佛】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「太陽の顔をして赫々と光り輝く仏と、満月の顔をして静かに冴えわたる仏」とある。【日面仏、月面仏】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「日面、月面に用なし。この語に馬祖禪師の眞面目を見よ」とある。【日面佛月面佛】
  • 『禅語字彙』には、「日面佛は、賢劫千佛の第二百二佛にして、一日一夜の壽命を保ち、月面佛は、賢劫千佛の第八百五十八佛にして、一千八百歳の壽を保つといふ。馬祖大師の、院主の病を問ひたる時に答へたる此語は、上の如き佛名經の説の如きは、更に用無し。是れ叢林の一葛藤なれば參じて其玄旨を知るべし」とある。【日面佛月面佛】
五十音順
あ行 か行 さ行
た行 な行 は行
ま行 や行 ら行・わ
月別
一月 二月 三月
四月 五月 六月
七月 八月 九月
十月 十一月 十二月
慶事