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主人公

主人公

主人公しゅじんこう

『無門関』第十二則
瑞巖彦和尚、毎日自喚主人公、復自應諾。乃云、惺惺著。喏。他時異日、莫受人瞞。喏喏。
瑞巌ずいがんげんしょう毎日まいにちみずから「主人公しゅじんこう」とび、みずか応諾おうだくす。すなわいわく、「惺惺著せいせいじゃくじゃ他時たじじつひとまんくることなかれ。じゃじゃ」。
  • 喏喏 … 「だくだく」とも訓読する。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「人人本具の佛性の異称。自己本来の面目」とある。【主人公】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「『主人翁』『本来人』『真人』というに同じ。人間の根源的、絶対的な主体性をいう」とある。【主人公】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「人人が本來具有している佛性のこと。自分自身の中にある主人公。本來の自己。本來の面目」とある。【主人公】
  • 『禅語字彙』には、「人々本具の佛性を喩へていふ」とある。【主人公】
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