天上天下唯我獨尊
天上天下唯我独尊
『大唐西域記』、『碧巌録』他
〔碧巌録、巻十六、評唱〕
初生下來、一手指天、一手指地、目顧四方云、天上天下唯我獨尊。
初生下來、一手指天、一手指地、目顧四方云、天上天下唯我獨尊。
初め生下し来って、一手は天を指し、一手は地を指して、四方を目顧して云く、「天上天下唯我独尊」と。
- 『新版 禅学大辞典』には、「釈尊が藍毘尼園で降誕した時、周行七歩し、右手を上に、左手を下にして唱えたとする句。……世界中で自分が最上の尊貴であるという意味……」とある。【天上天下唯我獨尊】
- 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「釈迦牟尼仏が誕生したときに発したとされる言葉」とある。【天上天下、唯我独尊】
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「世尊下生の時の獅子吼。獨立無伴の妙相」とある。【天上天下唯我獨尊】
- 『禅語字彙』には、「天地萬物中の、最上尊貴者なりの意。釋迦誕生時の第一聲といふ。これ法身底の端的なり」とある。【天上天下唯我獨尊】
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