和光同塵
和光同塵
『老子』第四章・第五十六章
〔老子、四〕
道冲而用之、或不盈。淵乎似萬物之宗。挫其鋭、解其紛。和其光、同其塵。湛兮似或存。
道冲而用之、或不盈。淵乎似萬物之宗。挫其鋭、解其紛。和其光、同其塵。湛兮似或存。
道は冲にして之を用うるも、或しく盈たず。淵として万物の宗に似たり。其の鋭を挫き、其の紛を解く。其の光を和げ、其の塵に同ず。湛として存する或るに似たり。
- 『新版 禅学大辞典』には、「光をやわらげて俗塵に同ずる意。佛菩薩が俗塵に混じわって、衆生済度をすること。詳しくは、佛や祖師が衆生を済度する方便のために、しばらく無漏の智・光を隠し煩悩濁世の塵にまじわって衆生に縁を結ばれること」とある。【和光同塵】
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「才知の光を包んで顯わさず、世俗に仲間入りして異を立てぬこと。自己の悟りの光を包み隱し俗塵に混り衆生を濟度すること」とある。【和光同塵】
- 『禅語字彙』には、「光を和らげ塵に同する義にて、自己の明徳を隱昧して俗塵に伍し、衆生濟度に從ふをいふ。老子の語を轉用せる也」とある。【和光同塵】
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