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遊魚獨自迷

遊魚獨自迷

遊魚ゆうぎょひとみずかまよ

『臨済録』行録あんろく
海月澄無影、遊魚獨自迷
海月かいげつんでかげく、遊魚ゆうぎょひとみずかまよう。
  • 『禅語字彙』には、「本來迷悟とては無きに自ら迷ふの意」とある。【遊魚獨自迷】
  • 有馬頼底監修『茶席の禅語大辞典』には、「海上の月が影もとどめずちょうせいであること。心中に一点の妄念もないことのたとえ。鳳林ほうりんしょう臨済りんざいげんにいった言葉。これに対し臨済は『海上の月が影もとどめないなら魚はみずからを失うこともなかろう』と切り返した」とある。【海月澄無影 遊魚独自迷】
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