梅花和雪香
梅花雪に和して香し
出典不詳
- 類語に「一枝の梅花雪に和して香し」(一枝梅花和雪香)がある。
- 西郷南洲「外甥政直に示す」に「雪に耐えて梅花麗しく、霜を経て楓葉丹し」(耐雪梅花麗、経霜紅葉丹)とある。
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「雪中に匂う梅花の風情。天眞の妙趣」とある。【一枝梅花和雪香】
- 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……寒気に負けず雪の白さと相映じて咲き、馥郁と香気を放つ梅の花の凛然とした美しさをたたえたものである。(中略)そしてこの五字一句の背後には、この梅花の美しさと香しさとは、長期にわたる苦難を越え試練にたえてはじめて得られたものだと、その忍苦を礼讃する思いが隠されている。(中略)この一軸を単に早春の茶席向きの風雅な句として鑑賞するにとどめず、ここまで深く味わっていただきたいものである」とある。【梅花和雪香】
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関連リンク
- 禅林句集(国立国会図書館デジタルコレクション)
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