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白拈賊

白拈賊

びゃく拈賊ねんぞく

『碧巌録』他
〔碧巌録、第三十則、評唱〕
這老漢大似箇白拈賊相似。
老漢ろうかんおおいにびゃく拈賊ねんぞくごとくにあいたり。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「白は白昼。拈は取る。白昼盗賊、すりのこと。転じて、目にも止まらぬ迅機・大機用をいう。一説に、白は無の意で、刃物を用いないでかすめ盗るをいう」とある。【白拈賊】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「白昼堂々のひったくり」とある。【白拈賊】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「白は白晝。拈は取るの意。白晝の強盗。そのはたらき恐るべし」とある。【白拈賊】
  • 『禅語字彙』には、「晝強盗なり。人を恐れず、極めて大膽に振れまうをいふ」とある。【白拈賊】
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