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八風吹不動

八風吹不動

八風(はっぷう)吹(ふ)けども動(どう)ぜず

『寒山詩』他
〔寒山詩〕
寒山無漏巖
寒山(かんざん)の無漏(むろ)の巌(いわお)
其巖甚濟要
其(そ)の巌(いわお)は甚(はなは)だ済要(せいよう)なり
八風吹不動
八風(はっぷう)吹(ふ)けども動(どう)ぜず
萬古人傳妙
万(ばん)古(こ) 人(ひと)妙(みょう)を伝(つた)う
  • 『新版 禅学大辞典』には、「世に人心を動揺させる八風が吹いても、正法に安住して決して動揺することのないこと」とある。【八風吹不動】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「一心の安立確乎不動なること。八風とは利、衰、毀、譽、稱、譏、苦、樂の人心を煽動せんとする八種のものを指す」とある。【八風吹不動】
  • 『禅語字彙』には、「八風とは、利衰毀譽稱譏苦樂の八にて、此等は皆な人の感情を動搖せしむるものなるに依り、八風と稱せる也。如何なる事にも動せざる、確固不拔の心操をいふ」とある。【八風吹不動】
  • 沖本克己/竹貫元勝著『これで大丈夫禅語百科』には、「……寒山にある岩窟は、八風が吹いてもものともしない。永遠に世の中にこの妙なる道理を伝える。八風とは、人心を動揺させる八つの幸不幸の状態で、利(り)・衰(すい)・毀(き)・誉(よ)・称(しょう)・譏(き)・苦(く)・楽(らく)のこと」とある。【八風吹不動】
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