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斧頭元是鐵

斧頭元是鐵

斧(ふ)頭(とう)元(もと)是(こ)れ鉄(てつ)

『大灯国師語録』、『大覚禅師語録』他
〔大灯国師語録、巻中、洛陽龍宝山大徳禅寺語録〕
佛生日上堂、僧問、釋迦老子、今日初下閻浮。四衆臨莚。願聞法要。師云、斧頭元是鐵。
仏(ぶっ)生(しょう)日(にち)上(じょう)堂(どう)、僧(そう)問(と)う、「釈(しゃ)迦(か)老(ろう)子(し)、今日(こんにち)初(はじ)めて閻(えん)浮(ぶ)に下(くだ)る。四(し)衆(しゅ)莚(えん)に臨(のぞ)む。願(ねが)わくは法要(ほうよう)を聞(き)かん」。師(し)云(いわ)く、「斧(ふ)頭(とう)元(もと)是(こ)れ鉄(てつ)」。
  • 大灯国師 … 1282~1338。宗峰妙超。臨済宗。大徳寺の開山。
  • 閻浮 … 「閻(えん)浮(ぶ)提(だい)」の略。「閻浮提」は須(しゅ)弥(み)山(せん)の南にあるという国土の名。古代にはインドをさした。のちに転じて、人間世界。
  • 四衆 … 仏教教団を構成する人。比丘・比丘尼・優婆(うば)塞(そく)・優婆夷(うばい)。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「斧頭は斧のあたまの部分のこと。斧頭は色相、鉄は性体を示す。性相一体の旨を領得すれば本分に契合する意」とある。【斧頭元是鐵】
  • 『禅語字彙』には、「斧頭は色相、鐵は性體。性相一體の旨を領得すれば本分に契合する意。また禪に透徹すれば、在りの儘で本分に契合するをいふ」とある。【斧頭元是鐵】
  • 『句雙葛藤鈔』には「ヨク透徹スレバ本トノ侭ダゾ言ハ其ノ侭本位ナリ」とある。【斧頭元是鐵】
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