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楓葉經霜紅

楓葉經霜紅

楓葉ふうようしもくれないなり

出典不詳
  • しも楓葉ふうようくれないなり」(経霜楓葉紅)とも。
  • 楓葉 … かえでの葉。
  • 沖本克己/竹貫元勝著『これで大丈夫禅語百科』には、「霜を経て楓の葉はいっそう鮮やかに紅葉する。人も苦しい時期を経て大成するという意味を含んでいる」とある。【経霜楓葉紅】
  • 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……この句がよく揮毫され、茶室にその一軸が好んで掛けられるのはなぜであろうか。(中略)大きな理由は『楓葉が霜を経過してはじめて美しく紅葉するように、人間もまた人生のさまざまな苦労を経験し、それをたえしのぐことによって、はじめて見事な人物に出来上るものである』、あるいは『芸道の修行も同様で、幾度か難関に逢着しながらそれに屈せず、それを苦心して透過することで、境涯が向上するものだ』という教訓をこの句が美しい比喩で表現していることである。『艱難かんなん 汝を玉にす』という格言があるが、それを美しくおだやかに言いかえたもの、それがこの五字一句である」とある。【楓葉経霜紅】
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