忘却百年愁
百年の愁いを忘却す
『寒山詩』
幽澗常瀝瀝
幽澗は常に瀝瀝
高松風颼颼
高松に風は颼颼たり
其中半日坐
其の中に半日坐すれば
忘却百年愁
百年の愁いを忘却す
- 百年愁 … 長年の数多くの憂愁。
- 其中半日坐 忘却百年愁 … 入谷仙介/松村昻『禅の語録 13 寒山詩』〔二十七〕は、「彼がその中に半日坐り続けると、人生百年の憂愁を忘れ去ってしまうのだ」と訳している。
- 『禅語字彙』には、「世俗を忘れ盡せる、大閑人の境界をいふ」とある。【閑岩一覺睡忘却百年愁】
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関連リンク
- 寒山(ウィキペディア)
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