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絶學無爲閑道人

絶學無爲閑道人

絶学ぜつがく無為むい閑道人かんどうにん

『証道歌』
君不見、絶學無爲閑道人。不除妄想不求眞。
きみずや、絶学ぜつがく無為むい閑道人かんどうにん妄想もうぞうのぞかずしんもとめず。
  • 証道歌 … よう玄覚(665~713)著。『信心銘』、『十牛図』、『坐禅儀』とともに『四部録』の一つ。ウィキペディア【証道歌】参照。
  • 絶学 … もはや学ぶべきもののない境地。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「学ぶべきものを学び尽し、今や習学も作為も超え、自由無礙の境地を得た人。〔老子〕の絶学・無為を禅的に展開した語」とある。【絶學無爲閑道人】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「『閑』とは、修むべき道もなく、証すべき法もなく、無為無事であることをいう」とある。【閑道人】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「悟りの垢も抜け切つた眞の道人。絶學は佛道參究に徹し切ること。無爲は捨つべき迷いもなく、求むべき悟りもなく、任運自在に淡々と生きること」とある。【絶學無爲閑道人】
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