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菊殘猶有傲霜枝

菊殘猶有傲霜枝

菊（きく）残（そこな）われて猶（な）お霜（しも）に傲（おご）るの枝（えだ）有（あ）り

蘇東坡「劉景文に贈る」
荷盡已無擎雨蓋
荷（はす）尽（つ）きて已（すで）に雨（あめ）を擎（ささ）ぐるの蓋（かさ）無（な）く
菊殘猶有傲霜枝
菊（きく）残（そこな）われて猶（な）お霜（しも）に傲（おご）るの枝（えだ）有（あ）り。
  • 荷 … 蓮の葉。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「晩秋初冬の情景、又是れ現成そのまま悟りの妙景」とある。【荷盡已無擎雨蓋菊殘猶有傲霜枝】
  • 『禅語字彙』には、「初冬の物淋しき風情に喩へて、知音稀なりと嘆ずるなり。荷は蓮の義」とある。【荷盡已無擎雨蓋菊殘猶有傲霜枝】
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関連リンク
  • 禅林句集（国立国会図書館デジタルコレクション）
  • 蘇軾（ウィキペディア）
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