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停車坐愛楓林晩

停車坐愛楓林晩

くるまとどめてそぞろあい楓林ふうりんくれ

杜牧「山行さんこう」(三体詩)
停車坐愛楓林晩
くるまとどめてそぞろあい楓林ふうりんくれ
霜葉紅於二月花
霜葉そうようがつはなよりもくれないなり
  • 坐 … そのままなんとはなしに。
  • 愛 … 鑑賞する。
  • 楓林 … 紅葉林。
  • 晩 … 夕暮れ。
  • 霜葉 … 霜にあったために紅葉した葉。
  • 於 … 比較の対象を示す助字。ちなみにこの句から「こう」が楓の別称となった。
  • 二月花 … 桃の花をさす。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「楓林の紅葉が二月(春)の花の様に美しく、賞でずにはおれぬ。そのまま悟りの妙景」とある。【停車坐愛楓林晩霜葉紅於二月花】
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