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明歴々露堂々

明歴々露堂々

明歴々めいれきれき堂々どうどう

えん語録』
僧問、明歴歴露堂堂。因什麼乾坤收不得。師云、金剛手裏八稜棒。
そうう、明歴々めいれきれき堂々どうどう什麼なにりてか乾坤けんこんおさざる。いわく、金剛こんごうしゅはちりょうぼう
  • 明歴歴 … 『新版 禅学大辞典』には、「はっきりしていること」とある。【明歴歴】
  • 露堂堂 … 『新版 禅学大辞典』には、「全体がはっきりと顕れて、そのさまが見るからに立派なこと。また、公案現成の当体を示す語。堂堂は、容貌の盛んなさま」とある。【露堂堂】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「明白白赤裸裸で一點かくす處なし。露はアラワレル意」とある。【明歴歴露堂堂】
  • 『禅語字彙』には、「明白々、赤躶々で、一照のかくす處なしの意」とある。【明歴歴露堂堂】
  • 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「『明歴々露堂々』とは、『歴々と明らかに、堂々とあらわる』という意味で、『明らかにはっきりあらわれていて、少しもおおい隠すところがない』ということで、『徧(遍)界かつかくさず』という句と、ほぼ同じ意味である。(中略)宇宙の大生命、さらにいえば自然と人生とを貫く如是法は、このように路傍の雑草にも赤とんぼにも、総じて万物・万象の上に『明歴々』とあらわれ『露堂々』と顕現していて、少しも隠すところがないものである」とある。【明歴々露堂々】
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