立處皆眞
立処皆な真なり
『臨済録』
古人云、向外作工夫、總是癡頑漢。爾且隨處作主、立處皆眞。
古人云く、外に向って工夫を作すは、総べて是れ痴頑の漢なり、と。爾、且く随処に主と作れば、立処皆な真なり。
- 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「あらゆる時と場合に自ら主人公となるならば、いかなるところに居ようともそこが真実の場所となる」とある。【随処作主、立処皆真】
- 柴山全慶編『禅林句集』には、「如何なる環境にあつても主體性を失わなければ、到る處皆眞實の世界となる」とある。【随處作主立處皆眞】
- 『禅語字彙』には、「隨處作主とは、隨時隨處其心を物の爲めに使役せられざるをいふ。即ち隨處に本分を失せざれば、到る處皆眞實なり。又自己を沒却して宇宙の主人公となれば、其一擧一動皆眞實にして不妄なるをいふ」とある。【随處作主立處皆眞】
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関連リンク
- 臨済録(ウィキペディア)
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