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隨處作主

隨處作主

随処ずいしょしゅ

『臨済録』
古人云、向外作工夫、總是癡頑漢。爾且隨處作主、立處皆眞。
じんいわく、そとむかってふうすは、べてがんかんなり、と。なんじしばら随処ずいしょしゅれば、立処りっしょみなしんなり。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「佛界・魔界・天上・地獄・順境・逆境、いずれにあっても、何物からも自己を乱されることのない無礙自在なこと」とある。【隨處作主】
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「あらゆる時と場合に自ら主人公となるならば、いかなるところに居ようともそこが真実の場所となる」とある。【随処作主、立処皆真】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「如何なる環境にあつても主體性を失わなければ、到る處皆眞實の世界となる」とある。【随處作主立處皆眞】
  • 『禅語字彙』には、「佛魔順逆到る處外境に束縛さるゝ事なく、自在に萬境を使役して主人公たるを得る無我の境地をいふ。『立處皆眞』の上句に連なる語也」とある。【隨處作主】
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