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坐水月道場

坐水月道場

水月すいげつどうじょう

わん広録』他
〔宏智広録、巻五〕
所以修習空花萬行、宴坐水月道場
所以ゆえくうまんぎょう修習しゅうしゅうし、水月すいげつどうじょうえんす。
  • 空華 … 煩悩によって生じるさまざまな妄想のこと。かすんだ目で空を見ると花があるように見えるということから。
  • 萬行 … 八万四千の細行。
  • 『新版 禅学大辞典』には、「一個の月があらゆる水に平等に映ることから、転じて、あらゆる存在はそれぞれ絶対平等であるのにたとえ、さらにこの現実界こそ佛道の真実の道場であるという意に用いる」とある。【水月道場】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「水月も空華も遊戯の妙用に喩う。達人が行じて行相を留めぬ妙境界」とある。【坐水月道場修空華萬行】
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