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池塘生春草

池塘生春草

池(ち)塘(とう)春(しゅん)草(そう)生(しょう)ず

謝霊運(しゃれいうん)「池(ち)上(じょう)楼(ろう)に登る」
池塘生春草
池(ち)塘(とう) 春(しゅん)草(そう)生(しょう)じ
園柳變鳴禽
園(えん)柳(りゅう) 鳴禽(めいきん)変(へん)ず
  • 謝霊運 … 385~433。南北朝時代、劉宋の詩人。陽夏(河南省太康県)の人。
  • 池塘 … 池の堤。
  • 園柳 … 庭の柳。
  • 鳴禽 … よい声でさえずる鳥。
  • 池塘生春草 … 『禅林句集』では「池塘春草生」に作る。
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「池の堤にはもう春の草が萌え出してきた。謝靈運が夢の中で得たといわれる句」とある。【池塘生春草】
  • 芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……大地の生命力のたくましさと春到来のほのぼのとした喜びとを感じさせる、(中略)人間には五欲煩悩がある。仏教とくに禅ではこの五欲煩悩を、(中略)たくましく生(おい)茂る草にたとえている。色(いろ)気(け)は人間の本能欲望のなかでもとりわけ根源的なものであり、かつ種族保存上なくてはならぬものである。(中略)色気の草が夏草のようにムサムサしいのでもなく、冬野のように枯れ尽きたのでもなく、あるいはコンクリート道路のように全くないのでもなく、『池塘 春草生ず』というようにあるのこそ風流である」とある。【池塘生春草】
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