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春來草自生

春來草自生

はるたりてくさおのずからしょう

『景徳伝灯録』
兀然無事坐、春來草自生
兀然こつねんとして無事ぶじすれば、はるたりてくさおのずからしょうず。
  • 兀然 … 孤立して動かないさま。
  • 春来 … 「春来たらば」「春来たって」とも読む。
  • 入矢義高監修/古賀英彦編著『禅語辞典』には、「おのずからなる理法の運行」とある。【春来草自生】
  • 柴山全慶編『禅林句集』には、「只坐禪せよ、いつかは悟る時來るべし」とある。【兀然無事坐春來草自生】
  • 『禅語字彙』には、「只坐禅せよ、何時かは大悟の期あるべしの意」とある。【兀然無事坐春來草自生】
  • 沖本克己/竹貫元勝著『これで大丈夫禅語百科』には、「万法は皆自ずから然るようにある。時節因縁に応じて変化するのみで、春が来れば自然と草は萌えだすのだ、という意味」とある。【春来草自生】
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